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生き物のための森づくり

生物多様性の保全

敷地管理では、利用や目的に合わせてゾーン設定し、管理方法を工夫しています。森林緑地は間伐作業や松枯れ対策、生物多様性に配慮する場所は草の一部を残した草刈り方法の導入や外来種の駆除作業などを実施しています。

これらの手法が実を結び、現在では、夏にはホタルが乱舞し、オオムラサキが樹木の間を飛び回り、冬にはヤマネが発見されたこともあるほどの豊かな環境となりました。

目指すは「フクロウのすむ森」

里山の生態ピラミッドの頂点「フクロウ」。フクロウがいることは、生態ピラミッドを支える様々な動植物が豊かである証拠です。フクロウがすんでくれるような森を目指して、敷地を管理しています。
フクロウはサンデン株式会社の前身である三共電器株式会社のシンボルマークでもありました。
2018年にサンデンフォレスト内で撮影されたフクロウの幼鳥。人に気づき、奥の杉林へと飛び立ちました。

敷地のゾーニング

ゾーン設定

32haの森林・緑地を11のゾーンに区分。ゾーンごとに利用目的や生物多様性に配慮して将来像を設定しました。
その将来像に近づけるように、草刈りの頻度や間伐などの管理方法を工夫しています。

森林緑地管理

松枯れ対応

松枯れ対策として、一部のマツには薬剤の樹幹注入を実施しています。
松枯れの被害木は確認したすべてを伐倒・処理し、他のマツや近隣に被害が広がらないように対処しています。

間伐

造成時に植樹した木々は樹齢25齢ほどになり、森が混み合ってきました。
林床まで光が届き、草本が生えて昆虫が住むような森へと誘導するために間伐をしています。
間伐は、地域の活動団体(ぐんま森林インストラクター会・ぐんま緑のインタープリター協会)にもご協力いただいています。

生態系管理

草刈り・実生保護

藪はすべてを刈払わずに、生きものの生息場所として一部を残しています。
実生はピンクテープで印をして、草刈りの際に刈り取ってしまわないように注意しています。

外来種駆除

在来種を守るため、外来種(特定外来生物や県内危険外来種)を駆除しています。
アメリカザリガニやナガミヒナゲシの駆除は、外来種問題やその影響を知っていただく普及啓発イベントとして実施しています。

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